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2007/05/15

コーカサスの虜

昨日町屋堂さんの仕事で映画パンフの入力をしていたら「コーカサスの虜」と言う映画のパンフに出会いました。入力のためにパラパラと読んだらチェチェン共和国の話で、興味があったのですが仕事なので解説だけザーッと読みました。

最近はロシアのチェチェン紛争の話が日本では伝えられていませんが、チェチェンの取材をずっと続けていたアンナ・ポリトコフスカヤさんが暗殺されたり、血なまぐさい話はまだいくらでもあります。自分は彼女の「チェチェン やめられない戦争」(NHK出版)と言う本を読んだのですが、チェチェンの歴史は戦争の歴史といってもいいくらいで、自分がいつも言っている諫早湾の干拓が実は50年戦争と言われるほどに単純な図式で語れないのと同様、チェチェンも単純ではありません。

アンナ・ポリトコフスカヤさんの本ではチェチェン人の立場に立って、ロシアがいかにひどいかという視点で書いているのですが、「コーカサスの虜」のパンフを読んだらそうでもないことが分かりました。ロシアも若い軍人が武器の使い方も慣れていないような状態でチェチェンに派遣されて、百戦錬磨のチェチェン武装集団にバンバン殺されているらしいのです。そもそもチェチェン人というのが10以上の民族から構成されていて、ひとつにまとまれない、つまりまとまって戦おうとしても或る民族だけがロシア側について結束できずに泥沼の戦闘状態になるなど、もどかしいほどなのです。アンナ・ポリトコフスカヤさんの本のタイトルが「チェチェン やめられない戦争」なのですが、確かにこれは「やめられない」のだとおもいました。

しかし戦争(日本ではロシア国内のことだからということで「紛争」と言う言葉を使っていますが、これは「戦争」というのが適切だと思います)の犠牲になるのは、やはり子どもや女性といった弱者なのですね。これがまったくやるせないことだと思います。

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