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2007/01/11

浦河も問題だらけ

ホテルにつきました。久しぶりにパソコンから記事を書きます。まあパソコンを持ち歩いていることは、雑記にコメントをいただくと即レスしていることでお分かりだと思います。が、記事をひねり出すのにはホテルで落ち着いているときより列車で移動しながらのほうが、感じたことをすぐにかけるので便利なのです。それにハードスケジュールのためホテルでは食事のとき以外ほとんど横になっているという事実もあります。それでもパソコンはメールチェックなども必要なので必需品。この浦河の町でも携帯の電波が飛ぶし、ホテルは客室までLANにはなっていなかったのですが、ロビーで無線LANを使えるようになっています。ネットや携帯は社会的なインフラとして今やなくてはならないものになりました。鹿児島の内陸に住んでいる友人は、以前ネットを使うためにADSLを早く自分の地域にも引っ張ってくれと要望したそうですが、今は携帯電話でパケット通信すれば有線のADSLなんか必要ないし、先日の日経新聞によれば、蛍光灯の光で光ファイバー以上の高速大容量通信ができる時代がすぐそこまで来ているそうです。

前振りが長くなりました。「べてるの家」を訪問した後、先ほど携帯から投稿したように東町駅からホテルまでずっと歩いて見ました。浦河赤十字病院の精神科を訪ねてみました。もちろん川村先生はいませんでしたが、アルコール依存症の人たちが東京で発行している雑誌が待合にあってさらっと読んだらとても興味深い内容だったので発行元を控えてきました。うちに帰ったら連絡をとって購読できないか相談します。またギャンブル依存症のための会があることも知りました。これも控えてきたので帰宅してから連絡先を雑記に載せます。

赤十字病院の入り口に「皆さんにご心配をおかけしましたが、北大と○○(ちょっとわすれました)から1週間交代で医師を派遣してもらうことになりました。これからも当院でお産はできます」と書いてありました。「よかったねえ」と思わずつぶやいてしまいました。ここ日高支庁のある浦河でお産もできないとなると、おそらく苫小牧まで行かなければならなかったでしょう。

赤十字病院から少し先に進んだところが町役場などのある中心街でした。ここであちこちに貼ってあるポスターを見て絶句。なんとこの日高支庁を他と統合する(やるとすれば胆振支庁でしょう。車のナンバーも室蘭ですから)計画があるらしく、「支庁の存続を」と訴えるポスターです。

明るいうちに浦河駅を見てさらにびっくり。浦河駅は支庁所在地の駅にもかかわらず列車交換設備すら撤去されてないのです。つまり浦河のずっと手前の駅で行き違いをしたあとは、様似まで行った列車がそのまま戻ってくるしかないのです。「列車」と書きましたが、道内の普通列車で2両以上つないでいるのは電化されている室蘭・小樽から札幌を経て旭川までの区間以外めったにないのです。1両のワンマンカーが当たり前。列車というより汽車ですね。浦河駅は駅員がいますが、先ほど書いたようにどうしようもないくらい暇らしく、そのうち運転拠点がある静内以外はすべて無人になるような気がします。

つまり浦河という町自体が問題だらけなのです。浦河で暮らす人々は過疎化で悩み、役場は公債(借金)と補助金削減で悩み、さらに支庁まで存続の危機なのです。精神障害者にたいしてデイケアへ行って社会復帰を目指そうという、その社会が疲弊しています。社会復帰なんていう言葉があほらしいです。

「べてるの家」は問題だらけ、それで順調というフレーズがあります。まさに「べてるの家」のメンバーは自分の生きざまと向き合いながらまじめに悩んで苦労して問題を引き起こします。それはしかし、「べてるの家」だけでなく地域で暮らす人々全体の問題なのです。むしろ「健常者」といわれる人々のほうが、自分と向き合うことなしに日々の問題を先送りしてパチンコ屋で無為に時間を過ごしたり、いろいろと現実を見ないような行動に走っているのではないでしょうか。べてるのほうがむしろ時代の先端にいる。そんな気がしてなりません。

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