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2006/10/20

向いているみたい

ここ数日夢中になって読んでいる本が筑摩新書から9月に出た「下流喰い、消費者金融の実態」です。この本はサラ金や闇金の最新の実情をルポを交えながらまさに「命をはって」告発している本です。内容は相当えぐいです。サラ金のおかげで転落していった人へのインタビューや、歌舞伎町で行われている人身売買の現場への潜入ルポなど、また「振り込め詐欺」と闇金の密接なつながりについても言及しています。自分が5~6年前にいろいろな本で知った金融の裏実態からかなり状況も変わってきているようで、大変参考になります。

自分は政治や外交、いじめやリストカットする子どもたち(中には大人も)の話を読むと、もう途中で読めなくなってしまいます。その裏に潜んでいる事情までなんとなく想像できてしまって、自分には手に余る問題だけに何もできない自分が嫌になったり、自分の体験とクロスオーバーして心臓がどきどきばくばくとしてきてしまいます。不安でいてもたってもいられなくなります。ところが、ことサラ金や街金、闇金の事情となると食い入るように読んでしまって、それでいて気分も悪くならないのです。全く不思議なことです。これは実態を知っていれば、少なくとも自分はこの手のものに絶対手を出さない、自分を守るために必要な知識だと思うからのようです。以前書いたように身内の金銭トラブルで相当痛い思いをして、それが発病の引き金になっています。その時がきっかけで、故青木雄二さんの「ナニワ金融道」を読んで、さまざまなだましの手口を知ってとても勉強になりました。「ナニワ金融道」は学校では絶対教えてくれない街金や闇金や、お金にまつわる詐欺の手口を漫画で本当に分かりやすく教えてくれます。最近は若干事情が変わったところもあるようですが、それでも「ナニワ金融道」はぜひ多くの人に読んで欲しい本です。つまらぬ事で人生転落しないようにするための最低限の知識だと思います。

もし万一これをお読みの方でサラ金やカードローンから金を借りている方は利息計算機でおよその利息を計算してみてください。愕然とすると思います。一刻も早く対策を打つべきです。以前書いたように「利用限度額」は必ずしも利用者が返せる金額ではなく、むしろ多めに設定されます。勝手に「限度額」を引き上げられたら断りの電話を入れるべきです。

自分はどうも金勘定が得意なようです。以前劇団の金銭管理を担当していて、結構うるさいことも言ったし、決算をまとめるのも苦でなくてきぱきとできました。これは小学校時代に珠算2級をとったのが影響しているのかもしれません。ソロバンは勉強のできるできないにかかわらずこつこつ稽古すれば必ずできるようになります。そして確実に数字に強くなります。数字で物を判断するとかなり客観的な判断ができるようになるので、そろばんはもっと見直されて良いのではないかと思います。

最初にご紹介した「下流喰い、消費者金融の実態」は中身が相当えぐいし、ある程度消費者金融に関する知識を持っていたほうが分かりやすいのですが、興味がある方はご一読ください。できれば買って読んでください。筆者の須田慎一郎氏が中でも書いていますが、大げさでなく命を張って書いているところもあるので、これからもご活躍いただけるよう印税で応援したいなと思うのです。

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