割り箸騒動
以前、まさか社民党党首になるなんて思いもしなかった頃の福島瑞穂女史が、海外の無秩序な森林伐採に警告を発し「割り箸を使うのはよそう。」と呼びかけたことがありました。ところが国内の業者から大きな反発が出ました。割り箸は国内の森林を守るために間伐した木材を使っているので、福島氏の発言は森林保護に逆行するというのです。フェミニズムの旗手として名前を売っていた福島氏はそのことで各種の「評論家」と称する人間から罵声に近い非難を浴びたのでした。
ところがおとといの朝日新聞夕刊を駅で見てびっくり。中国で木材の値段が高騰し、コンビニの無料割り箸が有料になるかもしれないというのです。国内産の割り箸出荷量は年々減少し中国産に取って代わっているとのこと。ところが中国で建築資材として木材需要が高まり、中国政府の森林保護政策とあいまって急速に品薄になっているというのです。なんだ、輸入していたんじゃありませんか。
おそらく国産のものは間伐材を使っているのでしょう。ただやはり割高なのでしょう。で結局中国産のウェイトが高まってきているということなのだと想像します。しかし、あの福島女史の発言をめぐるあれこれはいったいなんだったのでしょう。言っているほうも批判するほうも実情は知らなかったということですね。公に何かを発言するにあたってはよくよく実情を知らないとだめだなあと思わされたことでした。
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