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2005/11/28

量的緩和とREIT

どちらも話題のキーワードですが、どういうこと・ものだか分かりにくいですね。正確ではないかもしれませんが、だいたいこんなものという感じで書いてみます。

今、日銀の公定歩合(日銀が他の銀行にお金を貸す時の金利)は0です。前代未聞の異常事態なのですがこれが長期化しているので、なんだかそういうものかと思ってしまいますよね。だから自分たちの預金の金利も格段に安い(普通預金なら0.01%とか)わけです。量的緩和というのは日銀が、各銀行などの金融機関に金利0ということで無理やり貸し出しを増やすことを言います。銀行などの金融機関は金利のつかないお金を持っていても仕方がないので、貸し出されたお金で自分の貸し出しを増やして利息を取ったり、国債などの債券を買ったりしています。そのことで競争が起こり市中金利も下がることになります。すると公定歩合を下げたのと同じ効果が出るというわけです。

REITとは不動産投資信託のことを言います。投資信託というのは企業活動を行わない会社のようなものです。簿記では貸し方の資産と、借り方の負債+資本が必ずイコール(=)になります。資本は投資家のお金です。資産が株なら株式投資信託、債券なら債券投資信託となります。REITは資産が不動産です。投資家のお金(資本)をてこに貸し出しを受けて不動産(ビルやマンション、商業施設など)を買います。そしてその賃料を株の配当のように投資家に分配します(投信によっては配当を出さず再投資するものもあります。配当するとその分が課税されるので不利になることもあり、再投資で投信そのものの価値を上げることによって投資家の利益を極大にしようとするものです)。

今、REITという投資信託が大流行なのは、資本部分をてこに金融機関から借りるお金の金利がとても安いために、不動産収入によって得られる利ざやが非常におおきいからです。このためREITにお金が流れ込み、投信の管理会社はさらに不動産を買い込んでいるのです。都心部に高層ビルがにょきにょき建ったり、川口辺りで大手ゼネコンから地元の土建業者までマンション建設に走るのはREITが丸ごと買ってくれて資金回収が早いことが理由でもあるのです。もちろん実需もあるのですが。

あまりにREITの利回りが良いので、貸出先がなくて困っている地方銀行や信用金庫までREITを買い込んでいるといいます。金余り現象がおきています。だからバブル時代を彷彿とさせるわけです。

しかし消費者物価指数がいよいよプラスに転じつつあります。企業収益も過去最高を出すところがたくさんあり、ボーナスの平均も増えています。大卒の採用は売り手市場になっている(といってもだれでも取っていたバブル時代とはずいぶん違うでしょうが)そうです。そこで日銀は量的緩和をそろそろ終わりにしようとしています。さあ、そうなるとどういうことが起こるでしょう?

長いのでここでいったんきります。続きは書けたら書きますね。

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