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2005/11/04

看護師さんへのエール

医療ネタを続けます。もうずいぶん前から書こうと思っていた記事です。

看護師さんのありがたみを外来窓口で感じることはなかなかありません。医師の補助的業務についていることが多いのでそれ以上でも以下でもないんですよね。もちろん仕事の重要性は十分認識できます。血液検査室で採血を担当している看護師さん。自分の名前と生年月日を確認し、細い血管を何とか探り当て「ちくっとします」「はい、もういいです」と声がけもしっかり。あれを何十人とやっているのですから本当に気を使うと思います。

しかし、入院すると看護師さんのありがたみが切々と分かるようになります。自分は以前にも書いたので暴露しちゃいますが、泌尿器科で1回、精神科で2回入院しています。全部違う病院です。特に精神科は怪我をしたり臓器のどこかが悪かったりということではないので、全面的に患者の側に立ったフォローをしてくれるのです。

2回目に入院したとある大学病院の精神科病棟(任意入院で、ベットがあくのを待って入りました。急性の症状があったわけではないです。もっとも直前にODしてましたが・・・)では、受け持ちに自分より若い看護師さんがついてくれたました。この看護師さんはすごかったです。明るく気分を盛り上げてくれるのはもとより、自分の生い立ち(佐賀県出身とのことでした。他の看護師さんも札幌やら山口やら新潟やら福岡やら遠いところから出てきたようです。みんな大部屋で受け持ちの患者さんに話しているのを聞いたものです)、高校選びで悩んだりしたことや、看護師になろうとするまでのことを話してくれて、「なんちゃんはなぜぐれなかったんですか?」ときかれたり。同僚との関係もよくて、精神科病棟から集中治療室へ異動になる看護師さんに「案ずるより生むが易し」と励ましたり。かと思えば、売店に行って固まってしまい、近くにいた看護師さんに病棟まで車椅子で連れてこられたときは、「今度固まっても、自分で歩いて戻ってきてくださいよ」と念を押されることも。

主治医は週2回(それでも、前に入院した単科の病院よりずっとよく様子を見てくれましたが)来るだけなので、看護師さんが文字通り患者の手足になってくれました。感謝感謝です。

その前に地方の単科の病院にやむなき事情で入院したときも感謝しました。諸事情から自分は他の患者さんの2倍くらいの荷物を持ち込んでいました。それが評判悪かったのですが、受け持ちの看護師さんは最後まで弁護してくれました。眠れなくて深夜3時ころ、ノートパソコンを開けてゲームをしていたのがばれたときも「前代未聞」ということで大変なことになりそうでしたが、やはり一生懸命弁護してくれました。

今通っているデイケアの看護師さんが、合間の時間に就職活動中の学生に話をしているところに偶然遭遇しました。看護師さんいわく、「他の科だと病気と付き合うような感じだけれど、ここはそのひとそのものと向き合う仕事。いろんな人がいるからとても楽しくてやりがいがあるよ。」といっていました。自分はここのデイケアを選んで正解だったなと思いました。患者も看護師さんもハッピーだったらこんな素敵なことはありませんね。

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