« あらためて32条(2) | トップページ | 患者学という考え方(当事者性の回復その3) »

2005/11/03

八女茶ドリンク

キリンの生茶シリーズで今「限定出荷 生茶 八女玉露入り」というのが出回っていますが、飲まれた方は居られますか?味はどうですか?

実は自分が福岡の八女農協に勤めていたころ(今から4~5年前)から「八女茶ドリンク」を売り出そうという話はあったのです。当時日本茶ブームで九州各地の茶どころが大手の飲料会社と契約して次々とペットボトルのお茶ドリンクを出していました。宮崎や鹿児島、長崎など産地としては無名だったところが多かったのです。九州産のお茶が多かったのはわけがあります。地元をけなすわけではありませんが、狭山茶などは渋みが強く、どちらかというと安いお茶に分類されてしまいます。九州のお茶は甘み成分がつよくドリンクとしてがぶがぶ飲めるんです。狭山茶は熱湯でさっと出したほうがいいのですが、九州のお茶はぬる目のお湯でゆっくり出さないと本来持っているうまみ・甘みが出ないので、それだけデリケートなお茶ともいえます。

ところで八女茶は九州のお茶の中でも特に高級品として有名です。特に玉露はすごいもんです。以前書いたことがありますが、浦和の旧中仙道沿いに有名なお茶屋さんがありまして、うらで喫茶店というかいろいろなお茶をのめるような施設があるんです。静岡茶なんかはお菓子付で600円くらいだったでしょうか。八女の玉露は800円くらいしてお菓子もつかないし、量もほんの少しなんです。でも飲んだらうっとりするような甘みが口いっぱいに広がるんです。そんなわけでドリンク用に大量に飲料メーカーに供給するほどの量が無かったのです。農協が飲料メーカーに提供するとしたらその分地元の茶問屋に回る分が少なくなるということで反発もあったようです。

そんなすったもんだを知っているので、キリンの「生茶 八女玉露入り」を見たときは「すごい、とうとう出たか」と思って早速買って飲んでみました。もうちょっと甘みがあっても良いんじゃないかなあと思いました。いかんせん九州では高級茶の名をほしいままにする八女茶も、関東ではほとんどネームバリューがないので「限定出荷」というキリンの意図するところがどれほど消費者に伝わっているのかなと思いましたが、これをきっかけに八女茶がもっと有名になれば良いなと思いました。

|

« あらためて32条(2) | トップページ | 患者学という考え方(当事者性の回復その3) »

福岡・九州」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/60361/6881502

この記事へのトラックバック一覧です: 八女茶ドリンク:

« あらためて32条(2) | トップページ | 患者学という考え方(当事者性の回復その3) »