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2005/11/28

うつブログリング

鳩ヶ谷雑記で一番最初にリンクを張ったのが、エキブロメディカル内で呼びかけられていた「うつブログの輪を作ろう」という呼びかけでした。病人同士お互いのブログを読みながら支えあえたらいいかなという思いもあったのです。またうつブログの効能という記事も書いたことがあります。

しかし、現在自分が定期的にチェックしているうつブログは2本くらいです。一時は10本くらいチェックしていましたが、淡々と病気のしんどさばかり書かれても前に進まないよなあと思えてきたのです。それと自分と同じような傷を抱えている人の文章は、時に「これ以上読めない」と目をふさいでしまうこともあります。ネット上でいくら励ましても、相手の抱えている根本的な問題が解決に向かわない限り気休め以上のものにならなくて、もどかしい思いをしたこともありました。またうつの患者さんのめちゃめちゃヘビーなブログで、ある日自殺予告されたので、その女性と付き合っている男性に連絡を取ったこともあるのですが、「そのおせっかいが、彼女を死に追い込む」と逆に怒られたこともあります。あれはショックでした。公開しているブログである以上(しかもうつリングに登録しています)不特定多数の読者がいることは当たり前なのに、その方たちは身内の連絡、思いの伝達手段程度にしか考えていなかったのです。自分は地雷を踏んでしまったようなものです。

あるうつブログリングに登録していた方と縁あってメールのやり取りをほんの一時期したことがありますが、彼女はダークな話題を書くとみんな励ましのメッセージをコメント欄に書いてくれるが、実はそんなことは期待していなくて、むしろ別な話題に自分を引き込んでくれるような書き込みが欲しかったとのことでした。うつブログへの接し方はかなり難しいです。

自分もうつのことを書くにあたって、地雷を踏まれないように意識してきたことがあります。多くの方がブログ中に自分の処方されている薬を載せています。自分は処方薬や正式の病名などはあえて公表せずにきました。以前同じ病の友人に自分へ処方されている薬を話したら、「○○は全然効かない」とか「○○なら○○のほうがいい」などと、長々薬談義をされてしまったことがあります。その友人は病歴が長くて、医者も何回か変えていますし、催眠やら瞑想やら内観やら、ありとあらゆる心理療法を試したことがある人だったのです。自分は心理療法の有効性を否定はしませんが、あまり現在受けている治療に懐疑的になるのはどうかと思います。自分が掛かっている医師やカウンセラーと信頼関係を結べているのなら、その治療者の処方薬など素直に飲み続けるのがいいと思います。みんながみんなその筋の第一人者の治療を受けられるわけではありません。信頼関係を結べる治療者であれば、その治療者がその人にとっての一番です。自分の主治医は、実は自分とそれほど年が違わないのではないかと思われる先生ですが、自分は全幅の信頼を寄せています。

働ける状態が0で今はマイナスという発想をしていたのを転換し、今が0でいいと思った話を「どきどき」というタイトルで記事にしました。あの記事を書いてから、「病人同士の支えあいというのは本当にあるんだろうか?」と言う疑問が沸き起こっています。本当は苦しみを語り合うのはいっそう自分の傷を深くしたりするだけなのではないだろうか?病気を持ちながら孤立している場合、「ああ、自分と同じことで悩んでいる人もいる」と勇気付けられることもあるでしょう。しかしマイナス情報ばかり発信するのは、マイナスの反応を呼び込むだけではないかという風に思えてきたのです。大昔のアダルトチルドレンの解説記事で「自助グループに参加するのは場合によってはマイナスの影響を受けることがある」と書きました。実は3年ほど前にうつ病家族の会みたいなところの当事者ミーティングに参加したところ、自分よりも重症の人ばかりでショックを受けたことがあるのです。かえってマイナスだったんです。でもそこで連絡先を交換したりする人もいました。体験談を聞くのは諸刃の剣なんです。

ここ2日ほどそのことを考えていました。「これからのあり方」にコメントを下さったお二人のお気持ちも分かります。結論として、これだけの情報を発信しているけれど寝たきりの日もあるよ。それで良いじゃない!というメッセージ発信はしていこうかなと思います。ただ自分の過去の傷みたいなものは忘れたことにします。過去記事は消しませんからACの人が「自分と同じだ」と思ってもらえる余地も残します。うつブログリングから脱することはしませんが、スタンスはあくまでプラス思考で行こうと思います。

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