祝復活:高橋尚子
昨日の駅売りの新聞にはずいぶん心配させる記事が出ていましたが、今日の東京国際女子マラソンで高橋尚子が優勝したそうですね。先ほどラジオのニュースで聞いたばかりなのですが・・・。2時間24分だからベストの記録ではないけれど、ここまで来る過程であったいろいろなことが吹っ切れたのではないかなと勝手に想像しています。
オリンピックの金メダル獲得とベルリンマラソン優勝では、野口みずきが後に続き、しかも高橋のタイムを上回ってしまいました。そういう意味では野口のほうが脚光を浴びるべきなのかもしれませんが、自分の中ではやはりシドニーで日本人初めての金メダルを取り、その快挙にもかかわらずけろっとした顔でゴールした高橋尚子をリアルで見ているので、どうしても高橋のほうがスターなんです。だからとてもうれしいです。おめでとう。
27日追記:人によっては有森裕子がスターの人もいるでしょうね。自分はシドニーオリンピックで、初の金メダルという快挙を成し遂げながら、「もう終わりか・・・」というような顔で小出監督を探していた彼女の姿が焼きついています。当然ボルダーでの高地トレーニングなどハードなトレーニングをこなしたからこその走りだったんでしょうが、それにしても「走るのが楽しい」という言葉どおりの顔をしていたような気がします。
しかし、注目を浴びてから怪我に悩まされる、アテネオリンピックも戦略が災いしたか運が無かったのか、まさかの選外。気持ちを切り替えて「走るのが楽しい」というところに戻って市民ランナーと一緒に走っていました。最初の大会が吉川の「なまずの里マラソン大会」だったのが県民としてはうれしかったです。
今回も肉離れを押しての出場。小出監督いわく「本当に勝負をかけるなら(肉離れのことは)隠す」とのこと。逆に小出監督から独立して「0か100か」で挑戦したからこそ得られたQちゃんスマイルだったのかもしれません。Never Give Up.
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コメント
Qちゃんの復活劇は感動しましたね。
小出さんや瀬古さんは肉離れをしたことを公表したのを
批判していましたが、Qちゃんは公表することで自ら退路
を断ったと思います。
負けた後で「実は肉離れをしていました」なんて言いたく
なかったのでしょう。絶対に勝ってやるという彼女の宣言
と思っています。
投稿: ひとり | 2005/11/27 17:27
ひとりさん、ようこそお越しくださいました。
まったく同感です。あとから言い訳言うのは耐えられなかったのでしょう。そういう意味では戦略的に考えてしまう小出監督の下を出たのは結果的に良かったんでしょうね。「小出監督の偉大さが分かりました」とQちゃんは会見で話したそうですが、それとともに監督の下にいたら今回の復活はなかったわけで、自分の判断の正しさに自身をもてたのではないかと思います。ますます活躍して欲しいですね。
投稿: なんちゃん | 2005/11/28 10:38