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2005/10/29

改憲論

改憲論議が盛んになってきました。民主党党首になった前原は大変若い人材で期待しているのですが、バリバリの改憲論者だそうです。今朝の新聞に自民党の改憲草案が載っていました。民主党も追って草案を出すそうですが、どちらも9条2項を改めて「自衛軍」を持つ構想です。

戦後60年、改憲論者は押し付けられた憲法だという主張の人が多かったですが、60年も国民が選び取ってきたというのが正確ではないでしょうか。現在の世界情勢を自分なりに考えると、アメリカと中国の対立が先鋭化しているように見受けられます。日本は地理的にその対立の最前線にいます。自衛隊を軍にするということは中国を挑発するようなものではないでしょうか。

「自衛のため」という文言にこだわるといいますが、過去自衛のためと称さないではじめられた戦争があったでしょうか?アメリカのイラク攻撃にしても「自由と民主主義を守る」という一方的な価値観によって国連を無視して始めた戦争でした。泥沼化している中で日本の自衛隊の派遣意義は(もともと薄かったのですが)薄くなる一方、各国軍が撤退して自衛隊が丸腰でイラクにとどまるのは、経済的にアメリカの属国だという意見に反論し続けている自分としてもさすがに理解できない行為です。

大昔埼玉も革新系の畑和知事が県知事にいる間、県庁には「憲法を暮らしに生かそう」という垂れ幕がかかっていました。それを引き摺り下ろしたのが参議院議長からいわば天下ってきた前任の土屋氏でした。あの垂れ幕が引きずりおろされたとき、たくさんの埼玉県民が将来に不安を感じたと思います。今その不安が現実のものとなってきました。

日本はいわゆる普通の国でないところに活路を見出してきたと思います。スイスの永世中立国の発想とはずいぶん違いますが、自衛隊という形で行動に制約をかけてきたことが、結果的に今の繁栄に結びついている側面は大きいと思います。軍を持つ普通の国になることがプラスなのか、改憲論者の意見をもっとよく知る努力をしつつ、やはり9条2項を守る筋でものを考えたいと思っています。

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コメント

昔、広瀬隆氏の「クラウゼビッツの暗号文」という本を読んだ。「戦争を仕組んでいるのは誰か?」という内容なのだが、第2次大戦から湾岸戦争までの世界の戦争地図(年ごとに戦争をした国・地域が示されている)が圧巻だった。
第2次大戦後、日本が戦争をしていないってのは本当に奇跡的なのだということが分かる。「参加していない」と言い切れるかどうかは疑問ではあるが、憲法9条が歯止めになっているのは間違いない。

投稿: nog. | 2005/10/30 20:53

NOG.さん、こんにちは。

日本という国は戦争に浪費せず、産業にお金を回してきたことが結果的に今の繁栄を生んだと思います。それは今の日本国憲法、特に9条のおかげだといっていいと思います。確かに「参加していない」とは言い切れない部分もありますが、ことを起こすときに憲法論議になるのはそれだけ歯止めとしての効果があるということ。このまま改憲論議が進むことはとても危うい道を歩むことになるような気がしてなりません。

投稿: なんちゃん | 2005/11/01 23:36

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