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2005/10/18

ぬじゅみ

今日は「ぬじゅみ」が発行されたビラを丸写しします。普段から読んでくださっている方には「こういう現実もある」ことを知っていただく為、そして検索サイトから来られた方にはれんらくさきをお伝えする為です。発行元である「ぬじゅみ」の許可はいただいていません。ですから場合によっては記事ごと削除するかもしれませんがご了承ください。

大変長くなりますが、お付き合いくださいますように。


「女性ギャンブル依存には支援が必要だ」
北海道立精神保健福祉センター 田辺等

○増加するギャンブル依存症

 過度に反復されコントロールを失ったギャンブルは、米国精神医学会の「精神疾患の分類と診断の手引き」では1980年から病的賭博として扱われ、WHO(世界保健機構)作成の診断ガイドラインでは、「習慣および衝動の障害」に入っています。
 私は日常の臨床・相談の現場では、ギャンブル依存症と呼んできました。(中略)「このギャンブルがやめられない」と言う訴えが相談に登場したのは、いわゆるバブル経済の崩壊の90年代ですが、今、私たちのセンターでは年間50件以上の相談があります(「ギャンブル依存症」NHK生活人新書)。
 いったい日本全国でどのくらいの数かはまだまだ不明ですが、社会現象、文化、風俗と関連する問題は、一人のクライエントの背後に同じ悩みが何百何千とあると考えられます。この10年で数百名のギャンブル依存症、そして若干の買い物依存症のクライエントを診ました。10人のギャンブル依存症の集まりなら8名は特に精神的な問題がありません。1名はうつ病をベースにして発症し、もう1名はアルコール依存症の回復期の発症という比率がしばらく続きました。
 今年、日本のアルコール依存症者はおよそ82万人という調査結果が報告されました。また日本のAAの約2000人のサーベイランス(調査)で、6~7%の方が「ギャンブル依存を合併」と答えました。この概算に、私の経験を(都合よく)掛け合わせると、アルコール依存症でギャンブル依存症を合併する人が約5万人、少なく見積もって10倍の50万人がギャンブル依存症です。この数字は極めて控えめな数字です。というのは、外国と違い、日本ではパチンコが大衆娯楽とギャンブルの両面性を持って普及しています。レジャー白書はおよそ1900万人のパチンコ人口を推定し、パチンコ業界の昨年の調査結果では、全体の2割に依存症傾向があります。仮に380万人がパチンコ依存とすると、競馬やその他の依存症も加えればギャンブル依存症は400万人と言う大きな数字もありえます。
 最近は、アルコール依存症もうつ傾向もない、一次性のギャンブル依存症が増え、その内訳で無視できないのは30歳未満の若年性発症、主婦の発症の増加です。

 私の経験では、今までは10~15対1くらいの男女比でした。女性ギャンブル依存症者は、夫、息子、娘、時に長男の嫁などに付き添われ、皆、うつむき加減です。アルコール依存症者同様、女性ゆえに余計に肩身の狭い思いをされ、打ちひしがれています。
 年齢は若い方で20代前半、高齢では60歳代まで広がりがあります。職業も多様で、学生、母子家庭のお母さん、専業主婦、離婚した単身者、アルバイター、共働きのキャリアウーマン、年金生活者など多様です。
 男女比は、30年前のアルコール依存症の男女比と一緒ですが、先の業界の調査では、パチンコユーザーの男女比は2対1程度です。今後、ますます女性のメンバーが増えるでしょう。


まだ続きがあるのですが、ひとまず早く記事を公開するためにここでいったんきります。実はこの記事は6月以来書きかけでした。長い文章を丁寧に打ち込んでいくのに少々疲れたものですから。しかし、その間にもこの件で困っていた人が行き場を失っていたかもしれません。まことに申し訳ありません。

<ぬじゅみにできる事>
パチンコ・パチスロ・麻雀・競馬などの賭け事がやめたくてもやめられない人は「ギャンブル依存症」という病気です。この病気は治療すれば回復ができます。

早期発見と早期治療が回復の近道です。特に回復の初期に適切な治療を受けることが、病気の悪循環から解放されるために大切です。ぬじゅみは回復の初期に「ギャンブル依存症」という病気の正しい知識を知り、回復のための適切な方法を身につけることを目的とします。特にスタッフ全員が女性のギャンブル依存症から回復した本人ですから、自身の経験を通してともに回復していくことを考えています。ご家族の相談も受け付けます。

考える会・準備会は毎月定期的に開いています。ご連絡くださればご案内します。・・・とのことです。

<連絡場所>
「ぬじゅみ」代表 田上啓子
携帯電話090-1842-7526

ジャパンマック・女性サポートセンター「オハナ」
毎週火曜日、水曜日、土曜日のみ
電話03-3382-8316

ホームページ
「雨宿り」治療が必要な病気「ギャンブル依存症」= amayadori chiryouga hituyouna byouki "gyanburuizonsyou" from Japan.

支援者の中には以前ご紹介したことがありますが、自分の通ったひが神経内科クリニックの姉妹院、ひがメンタルクリニックの比嘉千賀先生や、リタリン中毒患者の治療で有名な雷門メンタルクリニックの伊波真理雄先生なども名前を連ねています。

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