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2005/09/27

生き物を食べる

日記の2つ目です。この宗谷本線の旅はなかなか出来ません。特に時間をかけて普通列車でとことこ行くなどというのはある意味とっても贅沢な旅だと思います。では、どうぞ。


前回美瑛までの話しかかけませんでした。美瑛から戻って旭川駅へ。そこから名寄行きに乗りました。今回ワンマンでははじめての2両編成です。

小樽までは青春18切符を使っていると思われる若い子たちで列車は立ち客が出るほどでしたが、こちらは発車になってもすいていました。上川盆地を北へ向かい途中塩狩峠を越えます。ここは確か三浦綾子さんの小説で有名になったところで天塩川と石狩川の分水嶺になります。塩狩で乗り降りしたのは皆若い人ばかり。ここにユースホステルがあるのでユースの利用者さんかもしれません。士別まで高速道路があるのですが、国道にすら車があまり走っていないのに・・・と思いました。旭川までで十分。北へ伸ばすより函館へ早く伸ばすべきなのではと思いました。

名寄で乗り換え。待合室に入るとハローワーク名寄の求人案内が冊子になって置かれています。持ち帰りOKだそうですが、自分はぱらぱらと見るだけにしました。正社員で20万以上の給料が取れるのは薬剤師さんだけで、あとは13~15万くらいの給料でした。物価が安くて何とかなるのでしょうが、冬の暖房費を考えるとどうかな?手当てがつくのかもしれません。

名寄からは1両のワンマンカー。乗客も15人程度です。美幌に止まりました。ここは昔国鉄時代に「日本一の赤字線」と言うことで入場券を東京で売ったりしていた美幸線の起点だった所。廃線の面影は無く駅が立派になっていました。そうこうするうちに音威子府に着きました。ここで1時間半近く停車です。

ここは昔もともとの宗谷線だった天北線の分岐点でした。貨物列車や旅客列車が行きかい機関庫もあって、鉄道の街として栄えたのです。しかし貨物が廃止になり、天北線も廃止になり、JRになってからはほんとうにローカル線の1駅になりました。これは現在人口1500人あまりと言う村にとって大きな試練であり転換だったと思います。今でも天北線の代替バスがあるのですが乗り換えたのはたった2人でした。

ここはおそばやさんが大変有名です。昨年NHKで放送された日本一長距離切符の旅でも紹介されましたが、列車の旅好きならここは多分知っていると思います。ライダーも寄っていくくらいです。自分もおそばをいただきました。

音威子府を過ぎると天塩川に沿って列車は走ります。農地がほぼ無くなって、牧草地となり牛が放牧されているのが見えます。それが幌延や豊富あたりで、それも厳しくなると原野が広がります。やがて日本海に沈む夕日を一瞬見る事の出来るポイントがあってそこを過ぎると急に街中に入ってそこが稚内でした。

こんな優雅な時間を過ごすことが出来るのはなんと贅沢なんだろうと思いました。お金にかえられないものだと思います。稚内のユースホステルで同宿だった50台くらいの女性も同じ事を言っていました。それと人間って生き物を食べて生きているんだなと言う当たり前のことを強く思いました。動物にしろ植物にしろ・・・コメだったりとうもろこしだったり、野菜だったり、牛だったり、魚だったり・・・。みんな生き物ですよね。風景が厳しい自然を反映するようになればなるほど、作物や家畜によって人は生き永らえるのだなと思わされました。これは貴重な体験だったと思います。

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コメント

ちょうど、森達也の「いのちの食べ方」という本を買ったところです。情報処理試験終わったら読もうと思って。
森達也氏は、テレビのドキュメンタリーの企画で、屠場を取り上げようとして実現できなかったようです。
さいたま新都心の一角(もっとも北の方)も、昔は、大宮ハムと呼ばれる屠場だったんですよね。

投稿: nog. | 2005/09/28 23:12

NOGさん、こんにちは。

最近良く「食育」と言う言葉を耳にしますが、確かに食べることは人間の基本ですから何を食べているのか知ることは大事ですよね。特に自分の親の世代だと、家に鶏がいて正月とか特別な時に締めて食べるとか言うことが平気であったはずなのに、今の子どもは肉と言ってもスーパーでパックされている状態しか知らないですものね。

大宮ハム、覚えていますよ。BSE騒ぎで屠場の様子がテレビで流れたことがありますけれど、何に見えたでしょうね。映像と自分の食べているものが一致するのかな?

ご紹介の本、自分も読んでみます。

投稿: なんちゃん | 2005/10/01 08:08

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