キャラの改装
アリオ川口のオープン 鳩ヶ谷雑記: アリオ川口.を目前に控え、商圏がもろにバッティングするダイヤモンドシティ・キャラは大改装中です。大・・・と書きましたがお客さんにはあまりばたばたして印象を悪くするのは得策でないので、工事を少しずつずらしながらの改装です。しかしトータルでは10以上のテナントが入れ替わるようです。バス停側のエントランスでは以前あった女性向け衣料の大きなテナントの代わりにGAPが進出。10月半ばにオープンとのこと。10月下旬には全部の工事を終えて、オープン5周年記念祭と銘打った売出しを仕掛けてアリオ川口のオープンをけん制すると言う、とてもストレートなストーリー展開を仕掛ける予定のようです。
GMS(総合スーパー)はいくら改装しても所詮レイアウト変更に過ぎないのに対し、専門店モールはテナントの入れ替えで目新しさを出せるので有利ですね。しかもテナント側は入れ替え対象にならないようにそれぞれが努力します。個々のショップに魅力が無ければモールとしての総合力が落ちてしまうのですからデベロッパー側も必死、専門店もぶら下がっていてはダメ。自分の店が顧客を引っ張ってきているくらいの自負が無いと入れ替え対象になってしまいますね。
そこにGMSの限界を感じます。イトーヨーカドーは平場(かばん売り場やスカート売り場など物によって区分された売り場のこと)重視で、平場の衣料を再生させると言う大きなテーマを、元伊勢丹にいて福助の会社建て直しにも携わった藤巻氏に託しました。しかし、平場としてマスマーケティングをしようとすれば、結局専門店がターゲットとしていない50代以上のシニア層が顧客とならざるを得ません。商品を変えたからどうこうと言う問題ではないのです。
そういう意味でアリオ川口はイトーヨーカドーにとって非常に大切な実験をする場になります。郊外型のショッピングモールがこれほど至近距離でぶつかるというのも今までに無かったことだと思いますので、どうなるのか興味があります。それにしてもアリオ川口の周辺道路の環境は悪すぎて、店にとっても住民にとっても悩ましい事です。
10月16日追記:アリオ川口の弱点は駐車場と周辺道路とみたのでしょう。キャラは平面駐車場を増設しています。以前サイボーの倉庫だったところをつぶしてかなり広い駐車場を作っている最中です。また先日GAPがオープンしチラシが入ったようで、かなり多くの子供づれの客が買い物に来ていました。
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