蕨の七夕(機まつり)
昨日、はじめて蕨の七夕(機まつり)を見に行きました。埼玉で七夕と言うとほかに狭山が有名で、関東では平塚と並ぶといわれています。
蕨は中山道の宿場として、浦和や大宮よりもずっと栄えたといわれています。落語のねたにもなっていますし、新撰組が京都への道中はじめて宿をとったのも蕨でした。日本橋からでると板橋の次の宿場と言うことで、ちょうど一休みと言う感じなのかもしれません。しかし蕨は宿場としてだけでなく、綿織物業が盛んで機織りのまちとして経済基盤を築いたといわれています。その機織りにちなんで機祭りといわれるようです。実際会場の駅前通り(蕨駅から旧中仙道までの商店街)の飾り物の中でひときわ豪華な物をだしていたのは呉服屋さんでした。
蕨は古い建物をとても大事に残しています。旧中山道沿いやこの駅前通りにも古い商家や町家が多数残されていて散策するのにとてもいいところです。近くには和楽備神社というのがあるんですね。お参りした事がまだ無いのでまつっている神様が誰だか知らないのですが、浦和の調神社と同じように独自色の強い神社なのかなと言う気がします。
歴史をたどると鳩ヶ谷にしろ蕨にしろ、とても狭い面積(蕨市は5.10平方km、鳩ヶ谷が6.22平方km・・・うーんばかATOKめ。平方がでないよ)でありながら川口に飲み込まれず独自に発展したのは、その昔に川口よりもずっとずっと栄えていたからなんですね。蕨市は市としての面積が全国一小さいそうです。蕨は市立病院まで持っていますから本当にたいしたものだと思います。
近くのイトーヨーカドー錦町店では社員の一部が浴衣姿で仕事に当たっていましたし、「屋上から(川口たたら祭りの)花火をご覧になれます。どうぞお越しください」なんていう粋な計らいもありました。
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