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2005/05/11

プチバブル

数日前、調子の悪い中でもちょっと体を動かそうと思って、川口駅まで自転車で往復して来ました。バスでは通らない裏道などを抜けていったのですが、ちょっとショッキングだったことがあります。

京浜東北線その他で川口駅を通過される方なら、川口駅周辺の再開発ラッシュには目を見張るばかりだと思います。駅の南側、昔貨物列車のヤードだったところに高層ビルがいくつかにょきにょきと立たんとしています。(うちひとつは「きゅぽら」と言う名前の多目的施設になるようです。あとは全部マンションです)。駅前には産業会館が建てかえられてその姿を現しつつあり、その少し北ではサッポロビールの工場跡地にヨーカドーが運営するショッピングモールとやはり巨大マンション群が少しずつ立ち始めています。

昔もマンションラッシュが起こったことはあるらしいのですが、ここ数年のマンションラッシュは街の姿を変えるほどです。そして、びっくりするようなこともおきています。

今までは不振にあえぐ中小の鋳物を中心とする工場の跡地がマンションに化けるという構図がすべてでした。ところが先日自転車で裏道などを通ると、もう工場の跡地だけでは足りなくて、バブル時代の地上げのようなことが起こっているのに出くわしました。小さな店や民家が丸ごと無くなって、マンション建設の札がかかっているのです。1箇所や2箇所じゃありません。このままでは川口らしい古い商店や民家は全滅するのではと思うほどです。

ただし、その波は栄町や幸町といった駅から1キロ以内の地区だけに見られる現象です。本町や元郷には川口元郷駅を中心としてやはりマンションの波があるのですが、いずれにしても限られた地域だけに見られる現象です。それにしても地上げまで始まったマンション開発の波を「バブル時代」に重ねて見るのは自分だけではないでしょう。

経済雑誌や日経新聞などを読んでいると、バブルの芽はあるという気がします。バブル崩壊後過剰債務に悩まされた日本企業や不良債権処理に苦しんだ銀行が、今やその苦境を脱しつつあります。聞くところによると昔自分が勤めていた大手流通業も債務に関する目途が立ち、今はかなりのキャッシュを持っているといいます。

新しい不動産投資方法も都心の一部の地価を押し上げているといいます。REIT(不動産投資信託)というものです。低金利で銀行から資金を調達してビルを建て、その賃料を受け取る権利を証券にして売り払うことによって短期的に利益を挙げる方法です。REIT証券は比較的高利回りが見込めるため、売れ行きもよく機関投資家や銀行も買っているそうです。

アメリカではインフレ懸念から日銀に当たるFRBが金利を小刻みに上げていますが、日本では金利を上げるどころか量的緩和も継続されたままで、お金がだぶつき始めているように見受けられます。金利を上げれば700兆円といわれる国の債務に金利の重みがかかってくるばかりか銀行や日銀も大量保有している国債の価値が下がることになりますから舵取りは難しいと考えられます。

もちろん自分は金融の専門家ではありませんからうかつなことは言えませんが、今の川口の街並みに起きている現象を見ると、ひとつの時代の節目を越えたのではないかと思えてなりません。

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債権債権(さいけん)とは、ある者(債権者)が特定の相手方(債務者)に対して一定の行為(給付)をするよう要求できる権利をいう。民法は、債権の発生原因として、契約、事務管理、不当利得及び不法行為の4つを規定している。物を支配する権利である物権とは異なり、... [続きを読む]

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