夜回り先生(続き)
この数日自分を悩ませたのは、32条問題といとこのリストカットとこの夜回り先生のことでした。やっとそれぞれの問題に自分なりの区切りを付け、不安定な気分から脱出しつつあります。昼夜逆転状態を解消するには薬を飲んで早く寝るべきでしょうが、やはり書けるだけ書いておこうと思います。
先日読んだ「夜回り先生」の続編、「夜回り先生と夜眠れない子供たち」を先ほどまでに読みました。
多分ソーシャルワーカーになったら、今よりもっともっと悩まされるのがお金と人間関係の問題でしょう。お金に関しての知識は社労士試験対策の知識が大いに役立ちます。借金のことに関しても自分は平気より詳しい知識を持っていますから多分役に立つでしょう。問題は人間関係ですね。精神系の病気を患う人は多くが人間関係に問題を抱えています。多いのが親子関係でしょう。仕事でうつになる場合も、上司や同僚との問題を抱えていたり、家庭の問題から逃げるためワーカホリックになっていたりして労働しすぎて心に変調をきたすケースが多いでしょう。人間意外とタフなところと、それ以上に弱い部分とがありますね。
いくら自分の言葉をつむいでも伝わらないだろうと思われる部分を「夜回り先生と夜眠れない子供たち」から引用したいと思います。
子どもは失敗して当たり前である。
でもその失敗を許せない大人があまりにも多すぎる。
「そんなこともできないのか」
「なにやっているんだ」
「そんなことでどうする」
家庭や学校では、そんな心無い言葉が満ちあふれている。
そんなに子どもはダメなんだろうか。私はそうは思わない。
大人の厳しい言葉が、今、心優しい子どもたちをどんどん闇に追い込んでいる。自分の体を傷つけたり、部屋で孤立する子どもは増える一方だ。孤独に苦しむ子どもたちはインターネットやEメールを通して、似た物同士でつながり、死について語り合っている。
だれがこの状況を止められるのだろうか。
今、日本の子どもたちは限界に来ていると思う。
もしかしたら、少年犯罪の増加は止められないかもしれない。
でも、ぜひ皆さんの手で守ってあげて欲しい。
愛を分けてあげてほしい。
子どもは受けた愛の数が多ければ多いほど、
非行から遠ざかり、心の傷は浅くなる。
愛は、私たち大人が子どもに与えることの出来る、
最も簡単で、無尽蔵にあふれる、お金のかからないものだ。
せめてひと言でいい。
身近にいる子どもに、
愛のある優しい言葉をかけてあげて欲しい。
そしてほめてあげてほしい。
どうしたの?大丈夫?
大変だったね。よくやったね。
昨日までのことはいいんだよ。
これからのことを考えよう。
また明日一緒に悩もう。
また明日たくさん話そう。
また明日たくさん笑おう。
おやすみ。またあした。
子どもたちに自分が出来なかった夢を過剰に託したり、競争社会の不安をあおったりするのはやめましょうね。
愛とは相手の思想人格を否定せず丸ごと受け入れてあげることだと思います。違いを認め合う事です。
親になる我々が社会を冷静に見つめ余裕を持って希望を語ってあげようではありませんか。そして「大丈夫」と言ってあげようではありませんか。
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