さげもんまつり
昨日ラジオを聴いていたら柳川のさげもんまつりの話がでました。懐かしいと思ってしまいました。
桃の節句の飾りは地域によって随分と違いがあるようですね。お雛様の飾り方、何段目に何が来るなど、地域によって本当に違うようですが、福岡県柳川ではもっと面白いのです。ひな壇はあるのですが、それよりも目を引くのが「さげもん」といわれる飾りです。
女の赤ちゃんが生まれると、健やかな成長を願い、初節句に間に合うようにと、母親はもちろん、おばあちゃん、親類のおばちゃんたちの手によって、手まりや匂い袋といった縁起物を組み合わせた吊り物が作られ、それが部屋いっぱいにつるされるのです。
この「さげもん」と言う風習はとても珍しいと思います。もっとも今では全部のうちがそれを出来るわけではありませんが、旧家ではそれを引き継いでいます。毎年、市の観光協会がみどころをチラシにして、西鉄柳川駅前の観光案内所などで配っています。
柳川は城下町であるとともに、市街地に堀がめぐらされた水郷として知られ、冬を除いて川下りで堀を巡っていくことが出来ます。3月中旬にはお雛様の水上パレード、4月3日には流し雛祭りが行われます。
自分が一時すんでいた福岡県八女でもひな祭りは盛大に行われます。柳川のような「さげもん」はありませんが、旧家のひな壇を回覧することが出来ます。八女の市街地は福島地区と呼ばれますが、もともとちょうちんや人形などの工芸品の産地で、また古い町並みが保存されていて見所も多いのです。
柳川へは天神(西鉄福岡)から西鉄の特急で45分ほど。八女へは西鉄久留米かJR羽犬塚からバスとなります。九州へ出かける機会があればぜひご覧になってみてください。
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