やっぱり・・・。
先日書いた記事「思うこと」の中で「医者にかかるとやたらと保険証を見せろといわれるのは、保険証をもてない人が相当いるのでは」と書きましたが、具体的な数字を先月の日経新聞の記事から発見しました。
記事によると2003年6月現在国民健康保険の滞納世帯は454万世帯。全加入世帯に占める割合は19.2%で、98年以降年間30万世帯ずつ滞納が増えていると言うのです。
話題の国民年金と違って、国民健康保険は滞納すれば当然保険証を取り上げられてしまいます。もっともすぐに取り上げられるわけではないのですが、滞納が続けば新年度の保険証が発行されないなどにより実質取り上げられてしまいます。自費で払うほうが得な人で、わざと払わない人が何割かいるとしても、医者にかかれない人がこの世の中何百万人もいると見てよいでしょう。454万『人』じゃなく454万『世帯』ですからね。日本が誇る「国民皆保険制度」は「すでに行き詰まっているのではないか」との声もあるそうで、全くその通りだと思います。
確かに世界第2位の経済大国として、津波の被災国に5億ドル拠出するのも必要な施策でしょうが、ちょっと足元が薄ら寒くはありませんか?この国・・・。
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