神様、何するの・・・
昨晩少し良くなったのですが、今朝またうつになり寝込んでいました。18時頃完全に脱出しました。うつの波は避けられないもののようです。ただ今までと違って、「あ、くるな」と言う兆候がつかめたのは一歩前進ではないかと思います。少しずつですが病気を克服して行きたいと思います。
ta_koのでいりーろぐ | 正月休みに本を読んで思ったこと
さて、自分はテレビのある環境でもバラエティを全然見ないので、吉井怜さんはこのニフティのブログの愛称「ココログ」で吉井怜オフィシャルココログを開いていることではじめて知った女優(アイドルと書いてあるが)さんです。
先日そのオフィシャルココログを開いて、「うーん。アイドルだなー」と思いながらつらつら読んでいくと「著書」と言う欄に「神様、何するの・・・ 白血病と闘ったアイドルの手記」とあったのが目を引きました。これはちょっと読みたいなと思ってさっそくアマゾンで購入。丁度今回のうつの前後で一気読みしました。
白血病と言うのは過酷な病気だなというのがはじめに思った感想でした。抗がん剤の作用で髪の毛が抜け落ちるとか、菌への抵抗力が落ちるので無菌室に入って過ごすなどの場面は、丁度「世界の中心で愛を叫ぶ」の映画で同じシチュエーションがあるのでリアルな映像としてまぶたに浮かびました。顔かたちが変わったり、髪の毛が抜け落ちたりと言う作用は女性でありアイドルである身にはそうとうこたえたに違いないと思いました。さらに放射線治療で子供を生めない体になったことがとてもショックだったと書いています。これは男性には分からない思いでしょう。
闘病中も吉井さんは仕事に戻ることを強く意識して、様々なきつい治療や死神に引っ張られるかと思われるような悪夢にもむかって行きます。これは自分もそうかなと思います。自分も「仕事に戻る」ことを強く意識せずにはこの厄介なうつ病とはエンドレスで闘えないと思います。それと彼女が最初のうちなかなか病気とちゃんと向き合えず、時間を追っていやおう無にそうせざるを得なくなって自分の病気と向き合い、自分で治す(闘う)決意を固めていくところなども自分に重ね合わせて読みました。
恋愛や人間関係といった問題にもぶちあたります。ぶち当たるんだよなあ。病気になると人一倍寂しさを感じざるにはいられないところがあると思います。しかし吉井さんはいいます。
ただ、愛が当たり前になって、欲深くなって、もっとたくさんの愛や、愛されたい人から愛されなかっただけで、孤独を感じてしまう。だから、自分が生きている意味なんて無いように思えてしまうのだ。
だけど、それは違う。
そうなんですね。愛が当たり前になって欲深くなるというのは人間仕方の無いところかもしれませんね。でもそれは違うと自分も最近気が付いたのです。
二十歳の人(当時)が書いた文章にこれだけ共感できるのは、病気の重さと言うところもさることながら、文章がしっかりしていること、病気を通して自分自身と向かい合う姿勢は年齢問わず同じということなのでしょう。
3ヶ月に一度ながら今でも通院していると言う吉井さん。竹脇無我氏が「うつ病になってよかった」と自身のうつ病闘病記で書いているのと同じ言葉を書いています。「病気になったおかげで変わることが出来た」と。こうして病気をばねによりよく生きられるように自分もまた闘う日々です。
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コメント
吉井 怜さんは、よかったですよね。
歌声に感動していた本田 美奈子さんのことを思うとホントに残念です(;_;)
でも何かあったときにのために、備えておきたいでよね~。
ここに詳しくがんに備える保険が載っていましたよ。
またファイナンシャルプランナーよる無料電話相談をしてるみたいで安心かも・・。
投稿: スーちゃん | 2007/11/09 16:34